頭頂部をカバーする七三分けのセット方法
今回は頭頂部の薄毛をカバーするカット方法と、七三分けのセット方法についてご紹介します。
モデルさんのお悩みは、頭頂部の髪の毛がだんだん薄くなってきていることです。
つむじ部分の地肌が見えやすくなっている状態でした。
前から見たときのシルエットは、四角い印象になっており、頭頂部のボリュームがありません。
今回はボリュームが出やすくなるようにカットしつつ、分け目の位置を変えて、さらにボリュームアップするようにしていきます。
また、M字付近が少し後退しているように見えるので、そこもカバーできるようにしていきます。
M字部分をカバーするためには、顔まわりの髪の毛を全てオールバックで上げるより、少しM字部分にかかるようにするのがおすすめです。
頭頂部をカバーするために頭頂部の髪の毛は長さを残して、側頭部や後頭部はしっかり刈り上げるヘアスタイルにしていきます。
モデルさんは特に髪型にこだわりがなく、「お任せする」と言ってくださったので、七三分けのスタイルで仕上げていきます。
普段、お家でスタイリングをしていただけるようなので、最後にセット方法もお伝えしていきます。
カットのコツは前髪に厚みを出すことです。
前髪の中心の部分は生え際が後退しておらず、M字部分に比べたら髪が多いです。
この部分とM字部分を同じように切ったら、均等に厚みを出すことができないので、M字部分に厚みが出る長さに合わせて、前髪もカットします。
側頭部や前頭部の髪の毛をM字部分にかかるような長さにして目立ちにくくしていきます。
ベースカットが終わった状態がこちらです。
ハチ部分の量が多く膨らんでいるので、まだ頭頂部がペタッとして見えています。
このままだと、四角いシルエットになってしまう為、側頭部の量を梳いてボリュームを落としていきます。
すべてのカットが終わった状態がこちらです。
梳く前よりも側頭部の膨らみが
抑えられて、頭頂部にボリュームが出ています。
続いて、ドライヤーで乾かしていきますが、乾かす前にパウダージェイクをつけていきます。
頭頂部と前頭部中心に吹きかけて、地肌を擦るようになじませてください。
乾かし方のポイントは、前頭部や頭頂部周辺の髪の毛を頭頂部の薄毛の部分に集めることです。
さらに、こめかみ辺りの毛をM字付近に集めるようにして顔まわりの薄毛もカバーしていきます。
指で軽く頭頂部の髪の毛を持ち上げるようにして乾かすことで、根本がペタッとならず、ふんわりとボリュームが出やすくなります。
全体的に左から右に流すスタイルにしたいので、基本的に左から右に向けて風を当てるようにしてください。
右側のM字部分を乾かすときだけは、左側と同様に後ろから前に髪の毛を持ってくるイメージで乾かしてください。
乾かし終わった状態がこちらです。
頭頂部にボリュームが出てバランスが良くなりました。
世の中の男性の7割はドライヤーを使わないでセットするのですが、バランスの良いセットをするためには絶対ドライヤーを使うことをおすすめします。
注意点としてはしっかり乾かすことです。
中途半端に髪が濡れていると、そこからボリュームが落ちてきやすいので、半乾きにせず乾かしてください。
最後にハードスプレーを振っていきます。
できるだけ頭皮から離して噴射することで、全体に満遍なくつけることができます。
あまり近くでつけてしまうと、スプレーが付きすぎてしまった部分が束になって、地肌が見えてしまうので注意してください。
セットが終わった状態がこちらです。
左から右に流しつつ、前頭部の髪の毛を頭頂部に持っていくことで、薄毛がだいぶカバーされました。
前から見たときも、M字付近の薄毛が気にならず、ボリュームが出るスタイルにしています。
今回は、頭頂部の薄毛をカバーするカット方法と、七三分けのセット方法についてご紹介しました。
同じような髪質やお悩みをお持ちの方は参考にしてみてください。
薄毛専門美容室 RELIVE
薄毛でも自然なボリュームを出しやすいスタイリング剤「資生堂パウダーシェイク」
RELIVEは、薄毛などの毛髪に悩みを抱える男性のための完全個室美容室です。専門的な技術を持った美容師が、お客様に合わせた薄毛に見えないヘアスタイルのご提案や、セットのアドバイスを行っています。カウンセリングから施術、お会計までプライベートな個室で行うため、人目を気にせず安心して過ごしていただくことができます。 次のページからお問い合わせ・ご予約できます。お気軽にご連絡ください。 2023年9月1日にRELIVE大宮店がオープンしました。次のページより予約・お問い合わせを受け付けています。
RELIVEについて