軟毛の薄毛をカバーするセットのポイント

今回は、オールバックスタイルと軟毛の方でも薄毛を目立ちにくくするセットのポイントをご紹介します。
今回のモデルさんは、普段オールバックにしていることが多く、癖毛と髪が伸びてきたことによってハチ周りが膨らみ、四角いシルエットになっています。
癖毛のため髪の毛が扱いづらいことがお悩みでした。
また、頭頂部は薄毛で頭皮が見えることが気になります。
頭頂部をカバーする為に、ヘアスタイルはオールバックが相性がいいので、今回もオールバックスタイルでカットさせてもらいます。
頭頂部と髪の毛が伸びている側頭部との差を減らすことで頭頂部の薄毛も目立ちにくくなるので、長さの調節や毛量調節をしていきます。
側頭部は、ぼてっと重たい状態なので、すっきりカットして頭頂部にボリュームを出していきます。
しかしモデルさんの場合は、側頭部と後頭部を刈り上げて短くしてしまうと全体的に少し坊主っぽく見えてしまいます。
なので、側頭部と後頭部は少し長さを残して刈り上げない程度の長さですっきりさせていきます。
また、普段セットするときにジェルを使うことが多いそうですが、ジェルだとツヤが出てしまうのでより頭皮が見えて薄毛が強調されてしまいます。
髪の毛に濡れ感をださず、薄毛に見えにくくする為には、濡れ感のないマットな質感のものがおすすめです。
今日は仕上げにマットワックスを付けて仕上げました。
カットのコツは、ボリュームを出すために長さを残す頭頂部と、刈り上げない程度にすっきり短くする側頭部・後頭部の部分を分けてカットすることです。
事前に分けておくことで、ある程度長さを残したい頭頂部の髪の毛を切りすぎることがなくなります。
モデルさんは頭頂部の癖がより強く、濡れているときと乾いているときの長さが変わってしまいます。
なので、側頭部・後頭部のカットが終わったら、頭頂部は乾いた状態でカットしていきます。
今回は、刈り上げず長さを残していることでくせ毛でもなるべくまとまりが出るようにしています。
カットが終わった状態がこちらです。
ここから乾かしていきます。
朝セットする時は、弱風の方が髪の毛の方向づけがしやすいです。
乾かし方は、いつものオールバックするときのように前から風をあてて乾かしてください。
軽く指で引っ張りながら乾かすと、癖が緩くなってなじみやすくなります。
側頭部は短くカットしているので、切りたてのうちはそんなに膨らんだりしませんが、だんだん伸びてくるとどうしても膨らみやすくなってきます。
そういう時は、前から後ろに向かって風を当てて、手で抑えながら乾かすような感じにすると膨らみが落ち着きやすいです。
後ろはいつも通りに乾かしてもらって大丈夫です。
全体的に髪の毛を真ん中の頭頂部に集めるような感じで乾かすと頭頂部に厚みが出ます
スタイリング剤は、「ELEVATE 8F」のマットワックスをつけて仕上げていきます。
つける量は画像くらいの量になります。
手のひらにしっかりなじませたら、後ろからつけてください。
頭頂部は指で押さえつけるようにすると、ペタッとなってドライヤーで作ったボリュームが無くなってしまうので、手櫛で優しく梳かすようなイメージでつけてください。
ハチ周りなど膨らみやすいところは、指で押さえつけるようにすると、癖毛でも自然なシルエットにすることができます。
最後に再び、全体を頭頂部に集めるように手ぐしで持っていくと頭頂部の地肌カバー率が上がります。
ワックスだけだと風に負けてしまうので、最後にハードスプレーを付けて固めていきます。
腕いっぱい広げ、なるべくスプレーを頭から離してつけてください。
そうすることで、束感になることなく全体的に均等につけることができます。
今回は艶のないワックスを使って、なるべく束感を出さず、頭皮が透けにくいようにセットしました。
毛量が少ない方や、髪の毛が細い方にはおすすめです。
同じような髪質やお悩みをお持ちの方は、参考にしてみてください。
薄毛専門美容室 RELIVE
RELIVEについて
RELIVEは、薄毛などの毛髪に悩みを抱える男性のための完全個室美容室です。専門的な技術を持った美容師が、お客様に合わせた薄毛に見えないヘアスタイルのご提案や、セットのアドバイスを行っています。カウンセリングから施術、お会計までプライベートな個室で行うため、人目を気にせず安心して過ごしていただくことができます。
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