M字・つむじの透け感をカバーするヘアセット

今回のスタイルは、M字付近が割れやすく、頭頂部にボリュームが出にくい方におすすめのスタイルです。
おでこの髪の毛が後退してM字になってくると、なるべく隠したいという気持ちから前髪を伸ばしてしまう方が多いです。
しかし毛量が少ないのに長くしてしまうと、頭皮が透けてすだれ状態になってしまいます。
長い前髪に合わせてカットすると、頭頂部の髪の毛も長くなってしまうので、自然と全体のボリュームも出にくくなります。
そして今回のモデルさんは、M字付近に割れる生え癖があるので、特におでこが見えやすい状態です。
このような場合はカットするときに、毛穴の生え方に沿って髪の毛をおろしていくことが大切です。
自然に髪の毛が流れている状態でカットすることで、前髪も割れにくく美容院での仕上がりを普段も再現しやすくなります。
そして、前髪を短くして厚みを出すことで、すだれ感を無くしていきます。
M字付近を隠したいのに前髪を短く切ることに不安を感じる方も多いですが、
短くすることによって前頭部のボリュームを出すことができるので、簡単にセットすることができます。
前髪は横の髪の毛とのバランスも見て、厚みを出しながらも少し長めな感じでカット。
ばらつきとすだれ感が減り、厚みのあるカットラインができました。
横の髪の毛は、刈り上げずなるべく短めにカットすることで、前髪とのバランスを良くしました。
ここからスタイリングをしていきます。
朝は寝癖がついていると、髪の毛の方向づけがうまくできず、セットに失敗してしまうことも多いので、根本の方からしっかり濡らしてください。
ドライヤーをする前の濡れた髪の状態で、パウダーが溶け込んだミスト「パウダーシェイク」を10〜15プッシュつけます。
その後、地肌に擦り込むようにして、全体に馴染ませてください。
「パウダーシェイク」をつけることで、ペタンコになりにくく、束感が出過ぎて地肌が透けて見えるということもなくなります。
乾かすときのポイントは、
髪の毛の生えている方向と同じ向きに風が当たるように乾かしていくことです。
基本的には後ろから前に乾かしていくことで、きれいなシルエットにすることができます。
自分で乾かすときのポイントとしては、ドライヤーを右側を乾かすときはを右手で、左側を乾かすときは左手で持ちます。
鏡を見ないようにして乾かすと、後ろから前へ髪の毛を流しやすくなります。
頭頂部は頭を下げて、地肌を擦りながら乾かします。
その後、根元を引っ張ってボリューム感を出来るだけ出していきます。
サイドの膨らみを抑えるために、斜め下に向かって風を当ててボリュームを落ち着かせてから、M字の方向に向かって乾かします。
サイドのボリュームを抑えることで、より頭頂部がふんわりして見えます。
サイドの髪の毛をM字付近に向かって乾かすときは、モヒカンをつくるような感じで思いっきり上にあげるようにクセをつけます。
その後、地肌を擦りながら右のM字に向かって乾かしていきます。
こちらがドライヤーで乾かした後の状態です。
ここから、最後にワックスをつけていきます。
ワックスをつける前に、少し大袈裟にモヒカンのような形を作っておくことで、ワックスをつけたときに丁度いい落ち着きになります。
ワックスをつけるときはつける部分と、つけすぎない部分を見極めることが大切です。
前髪など、毛量が少なくて透けやすい部分は1番最後にほんの少しつけるようにします。
ポイントは右のM字に向かって髪の毛を流すことと、クシを使って束感をほぐすことです。
そうすることで、よりM字付近をカバーすることができます。
ワックスをつけると、より髪の毛に動きが出て、頭皮の透け感も気になりにくくなりました。
今回はM字付近の薄毛が気になる方のスタイルを紹介しました。
同じような悩みがある方は、乾かし方や美容院でのオーダー方法などを、是非、参考にしてみてください。
薄毛専門美容室 RELIVE
RELIVEについて
RELIVEは、薄毛などの毛髪に悩みを抱える男性のための完全個室美容室です。専門的な技術を持った美容師が、お客様に合わせた薄毛に見えないヘアスタイルのご提案や、セットのアドバイスを行っています。カウンセリングから施術、お会計までプライベートな個室で行うため、人目を気にせず安心して過ごしていただくことができます。
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