前髪はげの原因を男女別に解説!おすすめな対策・予防方法を紹介
【男女別】前髪がはげる原因
男性も女性も前髪はげになる可能性があります。
前髪はげの原因は、男女共通で考えられるものと、男性特有、女性特有のものがあります。
複数の原因が混ざって薄毛を発症していることも少なくありません。
男性特有の原因
男性が前髪はげになる原因に、男性型脱毛症(AGA)があります。
AGAは、男性ホルモンと遺伝が関連した薄毛で、父もしくは母方の家族が薄毛の場合、その体質を受け継ぎやすいです。
男性ホルモンのひとつである「ジヒドロテストステロン(DHT)」の影響で、髪の毛の成長に関わる毛母細胞の働きが低下します。
健康な髪の毛であれば、生え始めてから抜けるまでのヘアサイクルは2~6年ですが、AGAになるとヘアサイクルが100日程度になります。
成長途中の髪の毛が抜けてしまうことが、抜け毛や細毛が増える原因です。
年齢を重ねるとAGAを発症しやすいですが、20代でも発症することがあります。
生活習慣などに気をつけていても薄毛になってしまった場合、遺伝によるAGAの可能性があるので、専門のクリニックなどで相談してみてください。
女性特有の原因
女性が前髪はげになる原因に、女性ホルモンの減少があります。
女性ホルモンのエストロゲンは、髪の毛のハリコシに関わるホルモンです。
このエストロゲンが減少すると、細毛や抜け毛が増えてしまいます。
女性ホルモンが大きく減少しやすい時期は、更年期や出産後です。
この時期は大きくホルモンバランスが変化するので、女性型脱毛症や産後脱毛症を発症しやすくなります。
その他にも、長期間同じところで髪の毛を分けていたり、無理なダイエットで栄養不足になっていたりすることも、前髪はげの原因になります。
男女共通の原因
男女共通の前髪はげになる原因は、髪型や生活習慣など日々の生活にあります。
まずは原因をしっかり理解しましょう。
長期間の同じヘアスタイル
長期間同じヘアスタイルにしていると、分け目が定着しやすくなって薄毛に見えてしまいます。
ポニーテールのように引っ張って髪の毛を結んだり、七三分けのようにきっちり分け目を作る髪型は特に注意が必要です。
同じ方向に負荷がかかり続けることで、髪の毛が抜けやすくなり、前髪はげにつながります。
定期的に分け目を変えたり、強く引っ張ってヘアセットしないようにすることが大切です。
過剰なストレス
過剰なストレスがあると、前髪はげを発症しやすくなります。
適度なストレスは、達成感や自信に繋がり生活に良い影響をもたらしますが、過剰なストレスは自律神経が乱れて交感神経に悪影響を及ぼします。
そして、血流が悪化してヘアサイクルが乱れ、抜け毛や細毛の原因になります。
また、ストレスによって男性ホルモンが過剰分泌されやすくなり、髪の毛の成長を促す女性ホルモンが分泌されにくくなることもあります。
乱れた生活習慣
偏った食生活や運動不足、睡眠不足などの生活習慣の乱れは、前髪はげの原因になります。
健康な髪の毛を生やすためには、健康な頭皮環境が必要です。
生活習慣が乱れると、血行不良や栄養不足に陥り頭皮環境が悪化するため、健康な髪の毛が生えにくくなります。
外食が多い食生活や無理なダイエットは、ビタミンやミネラルが不足しやすく、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足してしまいます。
また、過度な飲酒の習慣がある場合、栄養がアルコール分解に使われて消費されるため、飲みすぎには注意が必要です。
誤ったヘアケア
誤ったヘアケアは、頭皮環境を悪化させる原因となり前髪はげになりやすいです。
汚れをしっかり落としたくて洗浄力が強すぎるシャンプーを使用したり、爪を立てて強くシャンプーしたりすると、頭皮が傷ついて乾燥してしまいます。
すすぎ残しや洗い残しは、毛穴詰まりの原因になります。
自己流でのヘアケアだと間違っていることもあるので、自分に合った商品や方法を担当の美容師さんに相談してみましょう。
前髪がはげてきた場合の対策方法
前髪はげを改善するには、薄毛が目立たない髪型にすることと、新しい髪の毛が生えるための頭皮環境を整えることが効果的です。
対策方法をまとめたので参考にしてみてください。
はげが目立たないヘアスタイルに変える
前髪はげの人は、短くして前髪の毛量を重くした髪型や、毛先をまばらにしたアシンメトリーな髪型、前髪はげが隠れやすいところで分け目を作った髪型などがおすすめです。
女性の場合は、ヘアバンドなどのヘアアクセサリーを前髪の根元部分につけると、より地肌が隠れるので前髪はげに見えにくくなります。
一般的に、薄毛の部分は長さが伸びにくく、毛先にいくにつれて毛量が少なくなります。
そのため、前髪はげの人が前髪を伸ばすと、すだれ感がでて地肌が見えてしまうので、長さは伸ばしすぎないようにしましょう。
長さだけでなく、薄い部分と濃い部分の差が目立ちにくいように毛量を調節することで、より前髪はげが目立ちにくくなります。
前髪はげが目立たない髪型にカットするなら、薄毛カットが得意な美容院がおすすめです。
RELIVEは、薄毛に悩む男性のための薄毛専門美容室です。
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お客様の好みの髪型や薄毛の進行状態に合わせて、ご提案させていただきます。
また、プライバシーを守るため、カウンセリングからお会計までを完全個室でおこなっています。
薄毛にお悩みの方は、是非ご相談ください。
ドライヤーの仕方を変える
前髪の分け目がはっきり分からないように乾かすことで、地肌が見えにくくなり前髪はげの対策になります。
ドライヤーの風を一定方向に向かって当て続けると、分け目がくっきりついてしまいます。
薄毛が目立たないように、前髪を左右に引っ張りながら乾かしましょう。
ストレスを解消する
ストレスを解消すると、血の巡りが良くなり健康な髪の毛が生えやすくなるため、前髪はげの対策になります。
ストレス解消方法として、マッサージを受けたり、軽い運動をしたり、休息時間や趣味の時間を増やしすことが効果的です。
運動が苦手な方は、公園や川沿いなど自然に触れながら散歩をするのもおすすめです。
また、薄毛に悩む人の中には、前髪はげ自体がストレスになっている場合もあります。
薄毛のことばかり考えすぎないようにして、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。
育毛剤を使用する
「ミノキシジル」を含む育毛剤は、抜け毛予防や発毛効果があり、前髪はげ対策になります。
専門のクリニックだけでなく、ドラッグストアでも販売されているため、気軽に購入することが可能です。
ミノキシジルには、毛根を保護している毛包を大きくしたり、血管を拡張して血行促進したりする効果があり、毛周期が長くなるので薄毛改善につながります。
効果を実感するまでには、4ヶ月~6ヶ月程度必要です。
使用し始めて10日前後すると、退行期の髪の毛が抜ける「初期脱毛」が起こり、一時的に髪の毛が薄く感じる場合があります。
また、かゆみ、ふけ、かぶれ、めまい、頭痛、動機などの副作用を感じることもあります。
症状が出た場合は、専門のクリニックで医師に相談し、自分に合った治療方法を提案してもらいましょう。
生活習慣を改善する
食生活や睡眠、飲酒や喫煙習慣を見直すことで薄毛が改善される可能性があります。
食事は、毎食バランスよく食べることが大切です。
髪の毛はタンパク質が主成分のため、お肉や魚、大豆などのタンパク質は必須です。
その他にも、亜鉛などのミネラルや、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEなどのビタミンも髪の毛の発毛に重要な栄養素なので、積極的に摂取しましょう。
過度な飲酒は、前髪はげの原因になります。
髪に必要な栄養がアルコール分解に使われて、頭皮に必要な栄養素が届かなくなってしまうので、飲みすぎないように注意してください。
良質な睡眠は、髪に必要な成長ホルモンの分泌を促します。
特に、就寝後3時間に質の良い睡眠をとることが大切です。
夕食は就寝3時間前、入浴は就寝1〜2時間前に済ませて、就寝前にはスマホやテレビを見ないで過ごすとリラックスしやすくなります。
喫煙は、血管を収縮させるので血行が悪くなり、頭皮環境が悪化します。
過度なストレスにならない範囲で、喫煙を減らしましょう。
前髪がはげないための予防方法
薄毛対策とあわせて、新しい前髪ハゲを作らないための予防をしていくことも大切です。
できることから習慣化していきましょう。
適切なヘアケアをする
適切なヘアケアをすると、頭皮環境が整い髪のダメージが減るので抜け毛や切れ毛を防ぐことができます。
主にシャンプー中やシャンプー前後のケアが大切です。
まず、シャンプー前にはブラッシングをして髪の毛の絡まりを解くことで、毛穴の中や髪の毛に絡まった汚れが落ちやすくなります。
シャンプー剤は低刺激で汚れを落としてくれるものを使用すると、頭皮の乾燥を防ぐことができます。
乾燥肌用や脂性肌用があるなど、商品によって成分はさまざまなので頭皮の状態をみて選んでください。
髪を洗うときに爪を立てると、頭皮が傷ついてしまうので、指の腹で地肌を動かすようにしながら洗いましょう。
シャンプー後は、早めに乾かすことで乾燥や雑菌繁殖を防ぐことができます。
ドライヤーは、地肌に近づけすぎると乾燥の原因になるので注意が必要です。
定期的に頭皮マッサージをする
頭皮マッサージで凝りがほぐれると、頭皮の血行が促進されて前髪がはげにくくなります。
美容院でのヘッドスパだけでなく、自分でおこなう頭皮マッサージも効果的です。
自分でマッサージするときは、シャンプー中の泡がついている状態がおすすめです。
頭皮の洗い残しが減り、就寝前にリラックスしやすくなります。
マッサージするときは、指の腹を地肌にしっかりつけて、前後左右に動かしてください。
髪の上をなぞるだけでなく、地肌からしっかり動かすことがポイントです。
前髪の前頭部だけでなく、頭頂部・側頭部・後頭部も忘れずマッサージしましょう。
また、下から上に持ち上げる時間を多くするとリフトアップ効果もあります。
適度に運動をする
血行を促進する有酸素運動は、前髪はげの予防になります。
頭皮の血行が良くなると発毛に必要な栄養が届きやすくなります。
さらに、運動をして汗をかくことでAGAの原因となるジヒドロテストステロンが排出される効果もあります。
歩く距離を増やしたり、なるべく階段を使用したりなど、無理のない範囲で体を動かすよう心がけましょう。
髪型を変えてみる
前髪はげを予防するためには、同じ分け目を長期間続けないようにして、定期的に髪型やヘアセット、分け目を変えることが効果的です。
毎日同じ分け目でヘアセットしていると、分け目が定着して前髪はげが目立ちやすくなってしまいます。
また、髪を強く引っ張って結ぶような髪型は、毛穴に負担がかかり、牽引性脱毛症になる恐れがあります。
抜け毛を予防するために、髪を結ぶときは緩めに結ぶようにしましょう。
たまには髪の毛を下ろすスタイルにすることで、より毛穴の負担が少なくなります。
RELIVEでは、薄毛を隠すカットだけでなく、お客様に合わせて薄毛になりにくいセット方法やケア方法もご紹介させていただきます。
最後には、お客様と仕上がり写真を共有するので、自宅でも美容室帰りの髪型を再現できるようにしています。
自分に合ったヘアカットや予防方法について知りたい方は、RELIVEにお越しください。
前髪はげの種類
前髪はげは、主に3パターンに分かれます。
前髪の生え際が後退している
おでこ全体が広くU字型のようになったり、剃り込みが深くM字型のようになったりします。
M字の薄毛が進行してU時になることも多く、U字型の方が薄毛の範囲が広いです。
抜け毛が増えて生え際が後退すると、同時に顔まわりの髪の毛は産毛のように細くなっていきます。
下ろしたときには毛先がスカスカになり、おでこが透けて見えてしまいます。
牽引性脱毛症
髪が強く引っ張られることで毛穴に負担がかかり、毛が抜けることを牽引性脱毛症といいます。
長期間同じ分け目の髪型やオールバックは牽引性脱毛症になりやすく、それによって前髪はげになっている場合があります。
ポニーテールやお団子の髪型も、髪の毛が引っ張られやすいので、長期間同じアレンジを続けるのは避けた方が良いです。
結んだあとに髪の毛を少し引き出したり、分け目を変えたりして、なるべく毛穴に負担がかからないようにしましょう。
前髪が少ない
前髪が抜けたり細くなったりすることで、前髪はげに見えます。
毛量が少ないので、地肌やおでこが透けやすく、毛先も先細りになっている状態です。
また、抜け毛ではなく、カットしたときに毛量を減らしすぎて、前髪はげに見えている場合もあります。
根元付近の毛量が多ければ、髪が伸びることで前髪はげが改善されるので、伸びるまで待ちましょう。
前髪が禿げてきたか見極める基準・方法
前髪の薄毛は、自分でも鏡で簡単に確認できます。
前髪はげかもと感じたら当てはまっていないか確認してください。
フケが出る
前髪周辺からフケが出ている場合は、頭皮が乾燥していたり炎症を起こしていたりします。
頭皮環境の悪化は健康な髪の毛が生えにくくなるので、前髪はげになっている可能性があります。
フケは古くなった角質で健康な頭皮にも存在します。
しかし、量が多すぎたり前髪部分にだけ目立っていたりする場合は注意が必要です。
また、放置していると前髪以外の部分にも薄毛が進行するかもしれません。
適切なヘアケアをおこない、頭皮が乾燥しないようにしましょう。
おでこが広い
おでこが徐々に広くなっていると感じる場合は、前髪はげが進行している可能性があります。
抜け毛で少なくなっているだけでなく、生え際の髪の太さが細くなっていないかも確認しましょう。
髪が細くなっている場合もおでこが広く見えて、前髪のボリュームが減ります。
普段前髪を下ろしている場合、おでこが広くなったか気づきにくいかもしれませんが、前髪はげを早期発見するために定期的に鏡でチェックするようにしましょう。
眉毛の上に手を当てて、生え際まで指何本分の広さか測ると確認しやすいです。
前頭部が硬い
頭皮は血行が悪くなると硬くなります。
血行不良は、髪の毛に必要な栄養が頭皮まで運ばれなくなってしまうため、前髪はげになりやすいです。
頭皮の硬さを確認するときは、指の腹を地肌にしっかりつけて前後に動かしてみてください。
頭皮がおでこと同じくらい柔らかく動けば、問題ありません。
頭皮が硬く動きにくい場合は、前髪はげが進行している可能性があります。
前髪のはげに関連するよくある質問
高校生でも前髪はげになることはありますか?
前髪はげは、高校生でもなります。
生活習慣やストレス、ケア方法などの影響で頭皮環境が悪くなると、ヘアサイクルが乱れて抜け毛につながります。
また、男性は男性型脱毛症(AGA)によって前髪はげを発症することも多いです。
日本皮膚科学会によると、AGAは思春期以降にみられる脱毛症といわれているため、10代後半から起こる可能性があります。
遺伝で前髪がはげることはありますか?
AGAによる前髪はげは、遺伝によって起こることがあります。
AGAの原因であるアンドロゲン受容体の感受性は、母親から受け継がれるX染色体によって変わると考えられています。
そのため、遺伝が原因でAGAになっている場合、母方の家系の影響を受けやすいです。
前髪がはげている兆候は?
前髪はげになってくると、下記のような兆候があります。
- 抜け毛が増えておでこが広くなる
- 髪が細くなり前髪のボリュームが減る
- 前頭部の頭皮環境が悪くなりフケや炎症などがでる
- 前頭部の頭皮がが硬くなる
前髪を改善するために、早期発見と早期対策が大切です。
このような兆候を見逃さないように、日頃から鏡で確認しましょう。