M字を改善するドライヤーセットの方法
今回ご紹介するのは、M字付近の薄毛をカバーする「アシンメトリーなヘアスタイル」と、ドライヤーだけで仕上げるセット方法です。
モデルさんは右サイドの髪の毛が少ないことと、M字付近の薄毛にお悩みです。
現状は手術後のため、右サイドに傷跡が残っており、髪の毛が少ない状態です。
また、後ろの髪の毛が伸びていることで、頭頂部のボリュームが少なく見えてしまっています。
ご希望のスタイルは、以前カットしたときと同じ「ベリーショートスタイル」です。
しかし今回は、手術後で右サイドの髪の毛が短いため、左右を揃えようとすると、左サイドも同じくらい刈り上げる必要があります。
そうすると、前回と全く同じスタイルにすることができません。
なので今回は対処として、なるべく右サイドが薄い状態でも不自然にならず、気になるM字の部分が割れにくいように、アシンメトリーにカットをしました。
サイドや後頭部は、前回みたいに繋げて刈り上げてスッキリさせています。
カットのコツは、M字付近に厚みを持たせることです。
右側は画像のように、上の部分まで刈り上げられていて、ツーブロックの範囲が広いので、この部分が伸びてくるまで、厚みがでにくく少し割れやすい状態です。
特にM字の薄毛部分は、髪の毛の厚みがないと割れやすくなってしまいます。
なので、M字付近に上からかぶってくる髪の毛はあまり段を入れすぎず厚みをもたせてカットしました。
左側に行くにつれて長くなるアシンメトリースタイルにすることによって、左右の長さの差に違和感を感じることなく、おしゃれな雰囲気にすることができます。
えりあしは、すっきりと刈り上げて頭頂部の髪を長めに残してました。
そうすることで、ボリュームがある、綺麗なシルエットにすることができます。
ここからドライヤーで乾かしていきます。
今回のモデルさんは手術後なので、ヘアセットに簡単さを求められていました。
本当はいつも使っているパウダーシェイクを乾かす前につけることで、ボリュームがでやすくなりますが、今回は何もつけずドライヤーのみでセットできる方法をご紹介します。
ドライヤーだけでセットする場合、髪型の形が付きづらく、セットしても崩れやすいというデメリットがあります。
なので形が崩れてくることを想定して、ボリュームを出すところと、
ボリュームを潰すところの、
メリハリをつけて少し大袈裟に乾かしていくことが大切です。
頭頂部はふわっとボリュームがでるようにして、サイドやハチ周りは潰しながらボリュームを抑えて乾かしてください。
右側の髪の毛を左側に持っていきたいので、右側から風を当てて流すようにしていきます。
髪の毛はドライヤーで熱を加えて、冷めるときに形がつきます。
なのでボリュームを持たせたいところは、根元を立ち上げながら、ドライヤーの風を当てて、そのままキープして熱を冷ますときれいに立ち上がります。
前髪は少し大げさに左後ろの方にもっていくイメージで右側から乾かすと、落ちてきたときにちょうどいい位置になります。
右後ろは、右側から風を当ててつむじに向かって乾かします。
前髪の真ん中も普通に乾かすと、ペタっと落ちて流れてしまうので、上に持ち上げながら左に流すようにしてください。
左サイドは後ろに向かって乾かすと左側のM字部分が割れやすくなってしまうので、後ろから風を当てて少し前に出すイメージで乾かします。
何もつけず、ドライヤーで乾かしただけの状態がこちらです。
今回はM字付近の薄毛が気になる方におすすめの「アシンメトリースタイル」と、ドライヤーセットをご紹介しました。
乾かし方のコツを掴めば、ドライヤーだけでもボリュームを出してセットすることができます。
同じようなお悩みや髪質の方は参考にしてみてください。
薄毛専門美容室 RELIVE
【30代の薄毛】前髪のM字割れを目立たなくするドライヤーの方法とは？？
RELIVEについて
RELIVEは、薄毛などの毛髪に悩みを抱える男性のための完全個室美容室です。専門的な技術を持った美容師が、お客様に合わせた薄毛に見えないヘアスタイルのご提案や、セットのアドバイスを行っています。カウンセリングから施術、お会計までプライベートな個室で行うため、人目を気にせず安心して過ごしていただくことができます。
次のページからお問い合わせ・ご予約できます。お気軽にご連絡ください。
2023年9月1日にRELIVE大宮店がオープンしました。次のページより予約・お問い合わせを受け付けています。
