はげたくない!薄毛の原因と防ぐためには?
なんだか後頭部が薄くなってきた、昔より髪の毛が細くなった、最近前髪が後退してきた気がする…などといった髪の毛に関するお悩み、さまざまあるかと思います。このままでははげてしまうかも、と不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方々のためにこの記事では、薄毛の原因やはげてしまう人の特徴、そしてはげないための予防策をご紹介します。はげたくない!という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜはげる?原因とは

はげる原因として上げられるものはいくつかあります。遺伝であったり、日々の生活習慣など多岐にわたります。
原因がわかれば対策もできるので、まずは何が原因であるかを知ることが大切です。一つ一つ解説していきます。
遺伝
はげる要因の1つとして上げられるのが遺伝です。男性の薄毛の原因で多い男性型脱毛症(AGA)と呼ばれる疾患は、遺伝する可能性が高いと言われています。
そのため家系に薄毛の方がいる場合、現状はげていなくても将来的にはげる可能性があります。
男性ホルモン
男性ホルモンが多いとはげやすい、という話を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。実際は男性ホルモンが要因ではなく、血液中に含まれる「5a還元酵素」という物質が男性ホルモンである「テストステロン」と結びつき、「ジヒロテストステロン」という悪玉ホルモンに変換させてしまいます。
この「ジヒロテストステロン」が薄毛の原因とされています。では、この「テストステロン」が少なければ薄毛の可能性が低くなるかと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかしそうではなく、少なすぎても薄毛になってしまいます。多すぎず少なすぎない、適切な量が重要です。
頭皮の環境
はげる原因は髪の毛の成長がきちんとされないことにあります。そのため、髪の毛がしっかり成長できる頭皮環境であるかが大事です。
フケが出ている方は要注意です。フケは頭皮の乾燥によって多くなります。
乾燥の他にも、赤みがあったりするのも頭皮環境が整っていない証拠です。頭皮が健康であるか確認しましょう。
生活習慣
生活習慣の乱れが及ぼす影響は、体調だけではありません。髪の毛は主にタンパク質からできています。
バランスの悪い食事をしていれば必要なタンパク質が摂取されず、髪の毛は育ちません。また、髪の毛の成長には成長ホルモンも大きく関わりがあります。
成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中なので、睡眠が少ないと成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。さらに睡眠不足によって自律神経が乱れ、そこから血行不良につながります。
血行不良を起こすと、頭皮に必要な酸素や栄養素が行き届かず、結果髪の毛が成長しなくなってしまいます。運動不足でも同様なことが起こり得ます。
髪の毛が伸びにくくなった、薄くなったと思う方は、まずは自身の生活習慣を見直してみましょう。
はげやすい人に特徴はある?

はげる原因についてご紹介しましたが、その原因に多く当てはまったとしてもはげない人もいます。逆にそんなに当てはまっていないのにはげてしまう人もいるでしょう。
ではどのような人がはげやすいのでしょうか?いくつか特徴をご紹介します。
生活習慣が乱れている人
原因でも紹介した通り、生活習慣が乱れている人ははげる可能性が上がります。健康な髪の毛は健康な生活によって得られるのです。
暴飲暴食したり、寝不足が続いている、さらにはほとんど動かないという人は要注意。体調が悪くなるだけでなく、髪の毛にまで影響を及ぼします。
ストレス
ストレス社会と言われる昨今、ストレスを抱えていない人の方が少ないかと思います。ストレスによって10円ハゲができるなど、ストレスと髪の毛には密接な関係があります。
ストレスを抱えすぎてしまうと、自律神経が乱れ頭皮の血行不良を引き起こしてしまいます。結果髪の毛の成長を妨げ、薄毛になってしまいます。
ストレスを抱えている人もはげやすい人の特徴と言えるでしょう。
ヘアケアができていない
髪の毛を洗わないなどして頭皮環境が悪いというのは当然薄毛の原因と言えますが、気を遣うあまりいろいろとヘアケアをしすぎるのも注意が必要です。というのも、誤ったヘアケアをすることで、薄毛の原因を作ってしまいます。
例えば、頭皮の汚れを取ろうとするあまり何度も頭を洗ったり、強い力で引っ掻いてしまったりしていないでしょうか。これらは逆に頭皮を傷つけたり、必要な皮脂まで洗い流してしまい、逆効果なのです。
また、そんな髪に気を遣っていないという方も安心できません。タオルでガシガシ水分を拭き取ったり、ドライヤーを使用せず自然乾燥で髪を乾かすなども、誤ったヘアケアです。
このような誤ったヘアケアが頭皮にダメージを与え、結果薄毛につながるのです。
はげる前兆はある?見分ける方法

現状はげてはいないけど、はげる原因やはげてしまう人の特徴などから当てはまってしまったと不安になっている方もいらっしゃるでしょう。はげる前兆はあるのでしょうか?
不安な方は以下を元にセルフチェックを行ってみましょう。
生え際が後退してきた
はげる前兆として自分でも確認しやすいのが、髪の生え際です。毎日鏡を見ているとわかりにくいかもしれませんが、おでこが広くなったり、生え際が薄くなってきたりしていたらはげが進行している可能性があります。
昔の写真を見るなどして、生え際を確認してみましょう。
抜け毛が増えてきた
髪の毛は1日で50~100本抜けると言われています。なのである程度の抜け毛は心配ありませんが、朝起きて枕に付いている髪の毛が多くなっていたり、手ぐして多くの毛が抜けるようなことがあればはげが進行している可能性があります。
つむじ周辺が薄くなってきた
髪の生え際同様前兆としてわかりやすいのは、つむじ周辺です。そのあたりが薄くなり、頭部が見えるようであればはげが進行していると言えるでしょう。
生え際と違って自身では確認がしにくいので、あわせ鏡などで確認するようにしましょう。
頭皮の異変
頭がかゆい、フケが出てきた、頭皮が赤くなっている…など頭皮の異変が生じている場合、頭皮環境が悪化している可能性があります。そのまま悪化が進行すれば、髪の毛の育成がされず、はげが進行することになります。
頭皮に異変があれば要注意です。
髪質の変化
髪の毛がセットしにくくなった、ボリュームがなくなってきた、という髪質の変化もはげの前兆かもしれません。このような髪質の変化の要因は、髪の毛が細くなったことやハリ・コシがなくなったことでしょう。
髪の毛が細くなってしまうのは、髪が成長しきる前に抜け落ちるという成長サイクルの短縮によるものです。そうなると髪の本数が減ったわけではないのに、薄くなったと感じてしまいます。
また、太さがないことでハリやコシもなくなり、髪の毛がセットしにくくなってしまうのです。このような髪質の変化も、はげる前兆となるでしょう。
はげないために!対策方法は?

はげやすい人の特徴に当てはまった、はげる前兆がある…もう手遅れなのでは?と心配になっていませんか?はげは早めに対処することで、進行を抑えることができます。
自分でできる対策方法をご紹介するので、ぜひお試しください!
バランスの取れた食事を摂る
食べるものによって薄毛を促進させるものもあれば、髪の毛の育成を手助けするものもあります。それだけ髪の毛にとって食事は重要です。
健康な髪の毛を育成するために、タンパク質・ミネラル・ビタミンを積極的に摂取するようにしましょう。
良質な睡眠
睡眠不足は良くないですが、だからといってとにかく睡眠を取れば良いというわけでもありません。重要なのは「質の良い」睡眠です。
髪の毛の育成に成長ホルモンが大きく関わると、上記で解説してきました。そのためには、ゴールデンタイムと言われる夜10時~深夜2時に深い眠りにつくことで成長ホルモンが多く分泌されると言われています。
その時間に被せるように毎日7~8時間眠り、起床時間も同じにすると効果的でしょう。
適度な運動を取り入れる
運動は血液の巡りを良くし、頭皮へ栄養や酸素などしっかり行き渡らせてくれます。そうすることで髪の毛の育成が改善が期待されます。
おすすめの運動はジョギングやウォーキングといった有酸素運動です。簡単に取り入れられ、継続できるようなものを選びましょう。
適度な運動はストレス解消にもなり、程よい疲労が深い睡眠につながるでしょう。
逆に過度な運動はストレスとなり、睡眠の妨げになりかねません。適度な運動を心がけましょう。
はげないための生活習慣見直しを|まとめ

はげない一番の対策は、健康的な生活を送ることでした。バランスの良い食事、良質な睡眠、そして適度な運動が大切です。
本記事で紹介した改善方法を実践すれば、髪の毛だけでなく体も健康になることは間違いありません。まずは生活習慣の改善から始めてみましょう。
それでも気になる方は、髪型を変えてみるのも良いかもしれません。あなたに合った髪型にすることで、悩みを解決する場合もあるでしょう。